長年愛用されていたビジネスバッグがAtelier8845へやってきました。
大事にお使いになっていても、時間の経過とともにハンドルが伸び、
革が薄くなり、裂け、よく擦れる部分の色が剥げてしまします。
ハンドルは荷物を運ぶための強度が必要なため、新しいハンドルを作成し、
擦れている部分の色の修復を行うことになりました。
▶色の修復
染色職人が完璧な色合いを見つけるために手作業で色を調合します。
バッグの全体的な色が著しく色あせている場合、ポケットの中や摩耗、日焼けによる損傷、および色の移り変わりによる影響が最も少ない領域をチェックし、オリジナルの色を探します。
バッグの隅々まで色を復元します。
同じバッグでも部分によって、革の状態は違います。
適した処置を施し、筆使いを変え染色していきます。
▶ハンドル作成
ハンドルは、革の中でも耐久性のある革、部位を使用します。
グリップ要素、ホールド感、美しさの面でも最も重要な一部です。
最初のステップは、ハンドルの縫い目を解き、どのように構成されているかを確認します。
Atelier 8845では、お修理の際、オリジナルの仕様に出来る限り忠実にお修理いたします。デザインを崩さないよう、利用できるものはリユースします。
次に、同じような質感、色合いの新しい革を調達します。
金具の色合いも似たものをセレクト。
詳細な部分までこだわります。
オリジナルと同じ色の糸を使用し、持ち手を作製。
ハンドルと留め具を再び取り付けました。
Atelier 8845はあらゆる種類の革製品の修理、オーダーメイドを専門としています。
オリジナルのデザインと革を尊重し、大切にされているお持ちのアイテムを長くお使い頂けるようご提案いたします。
お気軽にお問い合わせください。