革のお手入れのポイント
気に入って購入された皮革製品を、いつまでもきれいなままで使い込んでいくためには日頃のお手入れがとても大切です。お手入れのポイントをご紹介します。
雨は禁物
雨天などで濡れてしまった鞄(バッグ)、財布などの皮革製品は水分を含むと型崩れの原因になりますので、入念な処置をする必要があります。

雨などで濡れた時は、汚れを落とし、布や紙で水分をすいとり、形を整えてから陰干ししてください。天日やストーブなどで直接乾燥させるのは避けてください。
よく乾燥した後は、乳化性のクリームを塗布しましょう。クリームが乾いてから丁寧に磨いてください。

カビに注意
カビは、生やしてしまって手遅れになると、拭き取っても根が皮革の組織に入っていて、元通りになりませんので、十分に注意してください。

高温で湿気が多い場合は危険です。
革製品をしまう時は、汚れを落とし、乳化性のクリームなどで、よく手入れした後、乾燥(陰干し)させ、涼しい場所に保管するようにして下さい。
カビの発生は、汚れ、湿度、温度の三つの要素が揃うと繁殖します。
油断大敵
皮革は「油断大敵」、つまり油分を断つことは大敵です。皮革にとって油は栄養分で、靴の底から衣料用の革に至るまで全て油が入っています。

皮革製品を美しく長持ちさせる為には、常に栄養を与えておくことが大切です。
特に雨に濡らして乾かした後とか、表面がかさついてきた時などは油分を与えておきましょう。クリームを用いることは色つやを良くし、老化を防ぎます。

休ませる
どんなに気に入っているからといっても、同じ皮革製品を毎日使用すると、革への負担も大きくなり、痛みも早くなります。

鞄(バッグ)、財布などの皮革製品でキメの細かい良質な皮革が使われているものは、持つ人のいきとどいた気配りが大切です。永く使用したいのであれば、時々休ませることが必要です。
お持ちの皮革製品を、交互に使うなどして負担を減らすと、痛みが少なく長持ちします。
革の種類と特徴
一般的な革の特徴を簡単にご紹介します。
牛革
生後3ヶ月から6ヶ月以内のもので重さが15ポンド以下の、牛革をカーフと呼びます。カーフは薄くきめが細く革の中では最も上質とされています。
馬革
牛革に比べ、繊維質が細いので柔らかく、馬革の中でもポニー革は、非常に軽く牛革と比べ約半分の重量で、軽さが一番の特徴です。
クロコ
クロコダイルとは、3科9属23種のひとつ「クロコダイル科」のワニのことです。革になるのは、クロコダイル、アリゲーター、カイマンの3種類です。
パイソン
パイソンとは、ニシキヘビの英語名でニシキヘビ等、大型の柄蛇の総称です。爬虫類素材の中ではもっともよく使われる人気のある素材です。
シャーク
シャークとは、鮫(サメ)の革のことです。抜群の耐久性を誇り、比較的水にも強くしっとりとした質感が特徴です。 加工には高度な技術が必要。
オーストリッチ
オーストリッチとは、ダチョウのことです。丈夫で傷や型崩れの心配もなく、軽くて柔軟性に富んだ、鰐皮と並ぶ高級皮革素材です。
革といえどこれだけの種類があります。そしてそれぞれの革にはそれぞれのお手入れ方法があります。永く使いたいのであれば、革の特性を理解してお手入れしてあげることが大切です。




